ひとみの内緒話

presented by ひとみ & イネ

淫 妻・麻 紗 美 -2401 2018-01-08 (mon)

投稿:逢川信吾さま

※※ 第2話 誘   惑 ※※
※※ 第4章 (1) ※※

「いってきます、おかあさん」
 元気よく声をあげて、瑠里子が玄関を飛び出していった。

 外はもういつ雪が降り出してもおかしくない寒さだったが、十六才の少女には、そんな事は少しも意にかいさずといったふうである。
 最後の一人を送り出し、ひとり家に残った麻紗美は、そんな瑠里子の様子に暖かい笑みを浮かべた。

 小百合の「レッスン」が終わってもう二ヶ月。
 瑠里子は日に日に以前の明るさを取り戻していた。
 こうしてみると、まるであの秋の日の様々な出来事は本当にあったことなのだろうかと考えてしまうほどである。

 一時は、もう二度とこれまでのような幸せな生活には戻れないと思ったものだったのだが、すべては、以前のまま、いや、ある意味では、彼女にとってずっと幸せな生活が始まったのだ。

 麻紗美はそっと居間の壁にかかっているカレンダーを見た。
 今日は水曜日。
 その事を確認しただけで、麻紗美の胸は興奮に高鳴った。
 そう、水曜は週に一度、彼女がやってくる日なのである。

 麻紗美は何かに追い立てられるかのように、慌てて朝食の片付けと掃除、洗濯を始めた。彼女は早ければ十時頃にはやってくる。それまでに用事を済ませておけば、それだけ二人の時間をゆっくりととれる。

 清川小百合は、あれ以来、毎週水曜日の午前中に彼女の家にやってくるようになった。そして、長いときは夕方の二時過ぎまで、二人は同じベッドの中で抱き合っていたこともある。

 今や、小百合は麻紗美にとって掛け替えのない存在となっていた。
 それは、恋人といっても良かったかも知れない。背徳の同性の恋人。

 今では、麻紗美は自分でも自分が小百合のことを愛していると確信していた。そして、小百合もまた彼女を愛してくれている。
 心のどこかでは、これは恭平に対する背信であることを理解していた。

 しかし、世に万百ある不倫の中で、自分のこの気持ちがそれほど悪いほうであるとは思えなかった。やはり、何があろうとも麻紗美にとって男性は恭平一人であるし、尊敬もし、愛してもいる。
 でも、それと小百合への思いはまったく別の物である。
 母性愛と異性愛が共存しうるなら、その中に同性愛があってもおかしくはないと思っていた。ならば、この小百合への愛は恭平への裏切りに短絡されることはないはずである。

 麻紗美はそう自分を納得させていた。

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 十時五十分。まだ小百合は現われなかった。
 いつもならとうに来ていてもおかしくない時間である。

 有名予備校の人気講師として多忙な小百合が、何とか都合の付けられるのがこの水曜日であった。
 麻紗美にとって、まさに一週間待ちに待った日なのであるが、そうは言っても、小百合の都合がどうしても悪いときもある。

 これまでも何度か電話で突然の急用を詫びてきたことがあった。
 そんな時は、水曜日はまさに悪夢の様な一日に変わってしまう。
 なにしろ、あとさらに一週間待たなければあの暖かい肉体に包み込まれることが出来なくなってしまうのだ。

 十一時が過ぎた。麻紗美は居間のソファの上で小さな溜息をついた。
 先週、小百合はもう受験直前ということで予備校の方が忙しく、今日は行くことができないと電話をかけてきた。
 その代わり来週は必ず・・・と。それなのに。

 電話が鳴った。麻紗美はびくっと身体を震わせると、近くのテーブルの上に置いてあったコードレスフォンを手に取った。
 小百合の声を耳にした途端、胃がぎゅっと締め付けられたような気がした。この時間の電話が吉報であるわけがない。

「先生、駄目なんですか?」
 震える声で尋ねると、小百合は即座に答えた。

「それは、あなた次第よ」
「えっ?」
「実は今、おたくのすぐ近くまで来ているのよ」
 麻紗美はほっと胸を撫でおろした。

「まあ、それじゃあ電話なんかじゃなくって、早くいらしてくださいな」
 ところが、答える小百合の声がいつになく冷たかった。

「だから、それはあなた次第なの」
「どういうことでしょう?」

「わたくし達、今のままじゃ、じきに飽きがくるわ。そうは思わない?」
「いえ、そんな・・・」

 二人の間は、飽きるとかそんな次元のものじゃあないはず。
 麻紗美はそう小百合に告げようとした。
 しかし、それよりも先に小百合は言葉を続けた。

「わたくし、このところあなたとのことをじっくりと考えてみたの。わたくしはあなたにとってなんなのだろうって。あなたには素敵な家族がいる。愛し、愛される男性も。わたくしはそんなあなたの生活に、ほんの少し彩りを添えただけの、一時の火遊びの相手なのじゃないかしらって・・・」
「そんなこと・・・」

- つづく -


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