ひとみの内緒話

presented by ひとみ & イネ

淫 妻・麻 紗 美 -1303 2017-10-15 (sun)

投稿:逢川信吾さま

※※ 第1話 目 覚 め ※※
※※ 第3章 (3) ※※

「もちろん、おかあさんはあなたのことを信じます。きまっているじゃない。確かにあなたのしたことは良くないわ。でも、あなたはそれをしたくてしたのではないのだし、こんなに反省しているのだもの。さあ、もう泣くのは辞めてちょうだい」

 瑠里子は伏せていた枕から顔を上げて母の顔を見た。麻紗美は、娘が思ったよりもまだ少女の面影を残していることを、改めて知った。

「ごめんなさい、おかあさん」

 娘は身体を起こすと、母親の胸に頬を寄せた。
 麻紗美はその華奢な身体をしっかりと抱きしめた。

「これからは気をつけてね。とにかく今日は偶然とはいえ清川先生がいらっしゃってほんとうによかったわ」

 母の胸で、瑠里子は大きく頷いた。

「もし、先生がいなかったら、あたし・・・あの人警察を呼ぶって怒鳴って。もうあたしどうしたらいいのか、わからなくなって・・・警察なんて。そうしたら、清川先生が・・・あの男の人と話してくれて、許してもらえて・・・あたし本当によかったわ」

「そうねえ。またお礼に行かなくっちゃいけないわね」

 真剣な表情で事件の詳細を話してくれた小百合の顔が、麻紗美の脳裏によぎった。

「起こったことはしかたありません。でも、このことであまり彼女を責めないようにしてください。本人はもう充分以上に反省しているようです」

 帰り際の彼女の暖かい言葉が母である麻紗美にも、とてもうれしかった。去年一年娘の担任をしてもらっていたのに、今になって改めて彼女の人柄に惹かれていた。

 それにすべてを穏便に片付けてくれた手腕にも感心する。
 本当にもし、今日瑠里子が店員に問い詰められている現場に彼女が居合わせなかったらと思うと、彼女は身震いを止められなかった。

「本当によかった・・・」 麻紗美は小声で呟くと、まだ涙で彼女のブラウスを濡らしている瑠里子の頭を優しく撫でていた。

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 平凡な日常を、ほんの少し突き揺らがせた瑠里子の事件から、何事もないままに一ヶ月が過ぎた。
 結局、麻紗美は恭平にもあの事を告げず、自分の胸にしまい込んでいた。そして、もうそのこと事態を彼女は忘れようとしていた。

 清川小百合が再び高木家を訪れたのはそんなとき、もう十月も終わりに近づこうとするころであった。

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「近くまで来たものですから、少しお話しでも出来ればと思いまして」
 リビングのソファに身を沈めて、小百合は微笑みながら言った。

「お邪魔でなければいいんですけど」
「いいえ、とんでもありませんわ。先生でしたらいつでも歓迎します」

 紅茶を小百合の前のテーブルの上に差し出して、麻紗美は自分のカップは手に持ったまま、美しい女教師の向かいにある椅子に腰を下ろした。

 前回の訪問の時とは違って、小百合の表情はおだやかだった。
 しかし、取り留めもない世間話を数十分続けるうちに、麻紗美は彼女が、何か話したがっていることがあるのに、なかなかそれを切り出せないでいることがわかってきた。

 小百合は、今彼女が講師として勤めている某有名予備校(彼女は今年の春、その予備校から破格の待遇で誘いを受け、中学教師を退職していた)の生徒達の話をしていたが、心ここにあらずという事が傍目にもよくわかった。

「あの、清川先生、もしかして、私に何かお話しがあるのではないのですか」

 どうもはっきりしない彼女の態度に焦れた麻紗美がそう問い掛けると、それまで明るかった小百合の表情にすっと影がさした。
 麻紗美は自分の考えがあったっていたことを悟った。

「実は、今日おうかがいしましたのは・・・」
「まさか、瑠里子のことですか?」

 小百合は重々しく頷いた。

「あ、あの子が一体何を?」 麻紗美の声は悲鳴に近かった。
 どす黒い不安が胸の中を瞬く間に覆っていく。

「実を申しますと、今でもお話しするべきかどうか、迷っているのです。今日こちらへお伺いすることを決めた時には、もうすべてお話しする決心をしてきたのですが、なにしろ誰にも喋らないと約束していますものですから」

- つづく -


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