ひとみの内緒話

presented by ひとみ & イネ

淫 妻・麻 紗 美 -1301 2017-10-05 (thu)

投稿:逢川信吾さま

※※ 第1話 目 覚 め ※※
※※ 第3章 (1) ※※

 清川小百合が訪れたのは、つるべ落としの秋の日がすっかり沈み、辺りが闇に包まれ始めたころであった。
 電話を受けてからそれまで、ほんの三十分ほどのことであったのだが、麻紗美は時と共に増大する不安感にさいなまれていた。

 清川先生は電話では何も詳しいことは言わなかったが、麻紗美は彼女の用件が娘の瑠里子のとこであることを、ほぼ確信していた。

 今は九月。瑠里子が名門といわれる私立の明星高校に入学してもう半年になろうとしている。
 そして、この半年の間に、いや、正確には夏休みが終わって、瑠里子は明らかな変化を見せ始めていた。

 これまで、いつも明るくて快活だった彼女が、家にいても妙に塞ぎ込んでいる日が多くなった。
 話し掛けても心ここにあらずといった風で、同じことを何度も繰り返さねばならぬことも幾度もあった。

 とはいえ、麻紗美は今日までは少しもその事を心配してはいなかった。
 その理由が容易に察し出来たからだ。恋だ。
 おそらくはアイドル歌手への憧れなどではなく、本物の初恋に瑠里子は落ちたのだ。

 入学から少したったころ、二人きりのとき、瑠里子は麻紗美に一人の同級生の話をした。
 なんでも父親が大手メーカーの社長候補で、明星高校にトップ入学の秀才、小学校高学年から中学にかけてアメリカで過ごしていたため英語も堪能で、さらにスポーツも万能、その上アメリカ仕込みの洗練された物腰に、微笑みかけられると思わず笑みを返してしまうほどの魅力的な笑顔をもった美少年だそうだ。

「もう、今や女の子の間じゃ彼のことでもちきりなの。クラスの半数以上の女子が彼に夢中見たい。それどころか上級生まで彼のことをそっと見にくるのよ」

 高ぶった声で嬉しそうに話す瑠里子の様子から、みんなのことと言いながらも彼女自身その逢川信吾という少年に惹かれていることは充分想像できた。

 そして、この夏休み、瑠里子はその当の信吾と何度かデートに出かけた。
 とはいえ、二人が特別恋人関係になったというわけではなく、そのデートはいつも、信悟と彼の友人数名と、数人の女の子によるグループデートだったらしい。

 瑠里子は、友達にどうしてもと誘われて仕方なく行くのよ、と苦笑いしながら語ったが、前日には傍目にもおかしくなるほどそわそわと落ち着きがなくなり、当日も友人が迎えに来るぎりぎりの時間までおめかしに余念がなかったことから、彼女自身それを楽しみにしていることは明白だった。

 そして、その夏休みが終わり、瑠里子は変わり始めた。
 それまで快活というより、ともすれば御転婆と呼ばれそうだった彼女が、物静かでぐっと大人っぽく落ち着いてきた。
 身体つきまでが、まるで一夜にして少女から脱皮を遂げたかのように女性らしくなってきていた。

 そんな娘の変化を、麻紗美はどちらかといえば歓迎していた。
 一抹の寂しさはあったものの、自分の最愛の娘が、立派な女性へと羽ばたこうとしていることに、ある種の感動さえおぼえたほどだ。
 それに、瑠里子の意中の人が逢川信吾であることも、彼女に安心感を与えた。

 麻紗美は一度だけその少年に会ったことがある。
 瑠里子が初めてのグループデートに誘われた日に、この家に挨拶に来たのだ。
 一目見て麻紗美は瑠里子たちの彼に対する評価が決して過大なものではなかったことを悟った。

 いや、彼の涼やかな笑顔の魅力に関しては、決して瑠里子の言葉だけではそのすべてをあらわすことはできていなかった。
 三十路を越した女の胸さえも、妙にときめかせてしまうほどの力をそれは持っていたのだ。

 おそらく、瑠里子の初恋は成就することはないだろうと、麻紗美はその時思った。
 余りにも信吾は魅力的すぎる。
 どちらかといえばその方面に消極的な瑠里子では、多くのライバルを蹴落して彼の心を掴むのはむずかしいだろう。

 だが、それでいいのだ。
 初恋は良い思い出として胸に刻むことさえできれば。
 その思い出の相手があの少年ならば何も言うことはないだろう。

 そうして、最近の瑠里子の変わった様子に関して楽観していた麻紗美であったが、突然の元担任女教師の来訪に不安をかきたてられていた。

- つづく -


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