ひとみの内緒話

presented by ひとみ & イネ

鮮 血 の 日 記 2 -1501 2018-06-15 (fri)

作:香月さま

※ 第15話 1月2日 (1) ※

 今日は、私の誕生日でした。
 まぁ、別に、一つ年を取ったからといって何かが変わるわけでもないんですけど、一応はめでたい日ということに世間ではなっています。

 私としては、何か特別なことをするつもりもなかったんですけど、街の人たちに娯楽を提供するのも領主の仕事の一つ、なんだそうです。

 だから、去年考えていたように新年のパーティと私の誕生日のパーティを一回にまとめて済ませる、というのはなしになりました。

 まぁ、お祭り騒ぎをする口実は、大いに越したことはないとは私も思いますけど……
 だからといって、私の誕生日を祝うという名目で企画されたのが罪人の大量処刑というのはどうなんでしょうか。

 それは、まぁ、街の人たちにとって処刑というのは楽しみなものであるというのは分かるんですけど……
 これではまるで、私が人を殺すのが好きみたいじゃないですか。

 本来であれば去年の終わり頃に処刑されるはずだった人とか、領地の中の他の町や村で処刑されるはずの人たちを集めてきたので人数は結構多くなりましたし、それなりにバリエーション豊かな処刑が繰り広げられたんですけど、別に、私としては楽しい企画ではなかったですね。

 街の人たちは喜んでくれたみたいなので、かまわないといえばかまわないんですけど。
 それにしても、やっぱりたくさんの人の前で話すというのは緊張します。
 私の誕生日を祝いに来てくれた人たちですから、挨拶をしないわけにもいきませんし。

 プラムに笑顔を忘れないように、といわれていたので努力はしてみたんですけど、うまく、笑えていたでしょうか?
 彼女の反応を見る限り、あまりそうは思えないんですけど……

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 雲一つない、抜けるような青空。
 冬の冷たい風が吹き抜ける街の中央広場に、その寒さをものともせずに多くの人々が集まっている。
 年が明けて一日経った今日、この一帯を支配するブラッデンブルク侯爵夫人、ミレニアの誕生日を祝う式典が催されることになっているのだ。

 彼女に対する評価を街の人に尋ねたとしたら、多くの人は好意的な回答を返すだろう。
 税は安く、人々の暮らしは他の貴族たちの収める領地の人々に比べて格段に楽なものだ。
 ただし、残酷な性格をしており、人を殺すのがとても好きだということも、同時に−−声を潜めながら−−語られるだろう。

 実際、彼女が人を殺すのを楽しんでいるというのは、彼女の誕生日を祝う今日の式典が大量の罪人を集めての処刑ショーだというだけで一目瞭然である。

 本来であればとっくに処刑されているはずの人間を、わざわざ今日まで生かしておき、苦痛の日々を長引かせた上で殺そうというのだから、普通の神経で出来ることではない。

 街の人々にとって、罪人の処刑は大きな娯楽。
 それを期待しつつ、領主の残酷さに付いて声を潜めて語り合うものも群集の中には多く見られた。

「それでは、これより領主様よりお言葉をいただきます」

 広場の端に作られた特設台の上から、まだ若いメイド姿の娘が群集に向かってそう呼びかける。
 服装にそぐわない剣を腰に帯びた彼女の言葉にざわめきが群衆の間に広がり、視線が台の上に集中した。

 椅子に腰掛けていた漆黒のドレスを身につけた少女−−ミレニアがゆっくりと立ち上がって広場に集まった群集を見まわす。

「今日は、私のために集まってもらい、感謝しています。ささやかながら、宴の用意をさせました。どうぞ、楽しんでいってください」

 無表情に、淡々とそう告げるとミレニアが微かに唇をほころばせる。

「罪を犯せば、それに相応しい報いが与えられるのだと……罪人たちの最期を心にとめ、皆さんが忘れずにいてくれればと思います。罪を犯せば、どれだけの苦痛が待つのか、そのことを……」

 薄く笑いを浮かべながらゆっくりとミレニアが群集を見まわす。
 周囲の気温が更に数度下がったかのような錯覚に襲われ、群集たちがしんと静まり返る。
 笑いを消し、淡々とした口調でミレニアは更に言葉を続けた。

「皆さんの上に幸いと安らぎが訪れんことを、祈ります。今日、この場で処刑される人々のような運命が、あなた方には訪れないように」

 無表情にそう告げると、すいっと視線を広場の中央、用意された処刑用の器具のほうへと向け、再びミレニアが薄く笑った。

- つづく -


拷問部屋 投稿してくださった香月さまのHPです。最近、更新されないけど..
SMじゃなく本物の拷問です。その方面を研究される方は是非(笑


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