ひとみの内緒話

presented by ひとみ & イネ

鮮 血 の 日 記 2 -1209 2018-03-02 (fri)

作:香月さま

※ 第12話 6月15日 (9) ※

「さっきの、っていうと、同性愛者とかっていうあれですよね。それの反対、というと……男好き?」
「……はい。色情狂……だと……」

 ソフィーヤの言葉に、一瞬絶句してプラムが天井を仰ぐ。

「ミレニア様のどこをどう見たらそういう発想が出てくるのかな〜?」
「けれど……あの人は……複数の男に……一日おきに……夜伽を……させていますから」

「ええ? だってあれって、単純に子供作るの目的でしょう? ミレニア様、別にあれ、楽しいからってやってるわけじゃないですよ? 少なくとも、私が見てる限りじゃ、少しも気持ちよさそうじゃないですし」

 あっけらかんとしたプラムの言葉に、ソフィーヤが微かに目を見開く。

「見ている……? あの……それは?」
「あ。えっと、誤解しないでくださいね。警護のために隣の部屋との間に扉と覗き穴つけてるってだけですから。別に私に覗く趣味があるとか、逆にミレニア様が見られながらするのが好きだとかっていうんじゃないです。本当に、警護のために必要な処置ってことで……」

「顔、赤いですよ……?」
「ううぅ〜、ソフィーヤってば意地悪ぅ」

 パタパタと手を振りながら懸命に主張するプラムへと、ぼそりとソフィーヤが告げ、拗ねたようにプラムが口を尖らせる。
 くすっと笑うとソフィーヤが軽く肩をすくめた。

「すいません……」
「あ〜、びっくりした。けど、そんな噂があるだなんて知らなかったなぁ。ありがとうね、ソフィーヤ、教えてくれて」

「いえ……。……そういえば、領主様の側近、といえば……あなたと……クリシーヌさん……ですが……彼女は……どういう……人なんです?」

 ソフィーヤの問いかけに、プラムが眉をしかめる。

「ん〜、あんまり好きじゃないです、正直。アルベルトさんよりはましですけど。あの人って、まぁ、実に分かりやすい人ですよね。拷問するのが好きで、権力も好きで、だからミレニア様に取り入ろうとしてるっていう。ミレニア様のこと利用してるっていう点では好きになれませんけど、ミレニア様のほうでもそれは分かってて、役に立つから傍に置いてるって感じだからまぁいいかな、と思ってます。好きにはなれませんけど」

「そう、なんですか……?」
「ミレニア様って、他人の思惑とか感情読み取るの凄い苦手ですけど、その原因って本人の思い込みですからねぇ。自分は相手から嫌われているはずだ、っていう前提で考えるからすぐに勘違いしちゃうんですよ。まぁ、だから、逆にいうと自分のことを好きじゃない人の考えてることは、比較的良く分かる、っていう部分はあります。特に、クリシーヌさんの場合は分かり易いですしね」

 苦笑を浮かべつつ肩をすくめるプラムに、ソフィーヤが怪訝そうな視線を向けた。

「そのことを……領主様には……?」
「言いましたよ。けど、ミレニア様の場合、自分が嫌われる、あるいは憎まれるのは当然だ、っていう認識の仕方してますから。私は何度もミレニア様のこと好きですよ、って言ってるんですけど、どうも信じてくれてないみたいだし。まぁ、信じたくない、って感じなんで気長にいこうと思ってるんですけどね」

「気長に……ですか」
「どうも、ミレニア様の場合トラウマがあるらしくて。時には荒療治が必要になることもありますけど、たいていは時間をかけてくしかないものですから。そのトラウマの原因が、妹さんの件なのか、それとも他の件なのかは、私にも分かりませんけど」

 少し、寂しそうな笑顔になってプラムがそう呟く。口ごもったソフィーヤに向けて笑顔を見せると、プラムは軽く肩をすくめた。

「あ、そうだ。ミレニア様に関して、一つだけ、注意しておきますね。ミレニア様の寝室のクローゼット、一番下の段に入ってる包みだけは、手を触れちゃ駄目です。理由は分かりませんけど、以前手を触れたとき凄い怒られましたから」
「包み、ですか……?」

「中身は、よく分かんないです。ちらっと見えたのは、血で汚れたメイド服だったんですけど……何でそんなもの、大事にしまってあるか私にも分かりません。理由を聞いても、珍しくミレニア様態度硬くて教えてくれないですし。ともかく、大事なものらしいから触らないほうがいいですよ」

「そう……ですね。分かりました……覚えて、おきます」
「ええ、そうしてください。……あ、もう、お湯冷めちゃいましたね。新しいの貰ってきますから、ちょっと待っててくださいね」

 そういって席を立ち、パタパタと駆けていくプラムのことを見送りながら、ソフィーヤが小さく溜息をついた。

「彼女を……悲しませたくは……ないですね。もっとも……あの人の……傍に居て……いつまで生命が……あるかは疑問……ですけど……」

- つづく -


拷問部屋 投稿してくださった香月さまのHPです。最近、更新されないけど..
SMじゃなく本物の拷問です。その方面を研究される方は是非(笑


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