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淫 妻・麻 紗 美
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2018-07-10 (tue)

投稿:逢川信吾さま

※※ 第4話 恥辱の露出撮影 ※※
※※ 第2章 (2) ※※

 しかし、島貫がなんと言おうと、麻紗美の心が晴れるはずもなかった。
 今から、彼女は見も知らない男達に全てを晒さなければならないのだ。

 確かに彼女は「デザイア」で何度もステージに立った。しかし、あのステージは、演技の最中、一切周りの様子を見ることは出来ない。

 見えるのは鏡に映る自分の姿だけ。その向うに多くの男女がいることはわかっているが、彼らの視線を直接感じることはなかった。
 あくまでも隔離されたステージ上でのことにすぎない。

 だが、今日はそうはいかない。
 彼らは、決して彼女の身体に触れることはないと確約するが、それでも何人もの男の視線に、直接この肌を晒すことになるのだ。

 車は一時間以上かけて、隣県の都市に向かった。
 繁華街を少し外れた裏通りの、薄汚れた雑居ビルの地下駐車場に島貫は車を乗り入れた。

「さ、ここの五階が事務所です。みんなもうそろっているはずですから、急ぎましょう」

 地下駐車場からエレベーターで五階に上がり、古びたスチールドアの並ぶ薄暗い廊下を進む。
 突き当たりの「L&M企画」とプレートのついたドアがそうだった。

「どうも、よろしく」

 背の高い、色つきの眼鏡をかけた男が「監督」だった。
 愛想のない無表情な顔は、無精ひげで覆われている。
 麻紗美は、勧められたソファに軽く腰を下ろして、小さく会釈をした。

 事務所には、監督の他に四人の男と女性が一人いた。
 これで全員だという。

「今日は人手がいるからな。お前も手伝えよ」 監督にそう言われると、島貫はニヤニヤと追従笑いを浮かべながら頷く。

「そりゃ、もう監督の頼みなら。今日は一日有給取ってきましたから」

 つまり、監督を入れてスタッフは七人という事だ。

 緊張と不安で身動きもままならない麻紗美に、監督は一方的に契約の条項を述べ立てた。一応すべて島貫から聞かされていた内容だ。

 そして、その説明が終わると、女性スタッフの一人が一枚の紙を持ってきた。まだ三十前くらいの若い女だが、表情が暗い。
 無言のまま麻紗美にペンを差し出す。

 麻紗美は一応その内容に目を通した後、サインをした。
 条項にはっきりと個人を特定できないよう、画像に処理をすることと、男優との絡みのシーンは撮らないことが明記されていたので、少し気が楽になった。

「さて、それじゃ、始めるか」
 監督がそう言って立ち上がった。

。..。.:*・゜゚・*:.。. .。

「とりあえず、今回は設定があるから、それにそって、まあ演技しろとは言わないけど、その設定を頭に入れて動いて」

 最初の撮影は事務所の隣の部屋だった。
 ベッドと机、椅子が二つ置いてあるだけの狭い部屋だ。

「で、設定だけど、奥さんは俺に弱みを握られ、言いなりになるしかない人妻。本当は嫌だけど俺の命令には逆らえず、まあ仕方なく恥ずかしい指示に従っている、ってまあこんなもんだ」

 スタッフがカメラやマイク、照明をセッティングする間に、監督がぶっきらぼうにそう説明する。
 麻紗美は椅子に腰を下ろしたまま小さく頷いた。

「よし、行こう」

 監督はそう言うと、助手が持っていた小さなビデオカメラを受け取る。
 撮影という言葉から麻紗美が想像していたモノよりかなり小さいカメラだ。家庭用のビデオカメラを一回り大きくしたくらいしかない。

「じゃあ、奥さん、脱いでもらおうか」
 監督が、ビデオを構えたまま低い声でそう言った。

 麻紗美は大きく息をつく。
 椅子から立ち上がると、すぐに両手が胸元に向かう。
 フラッシュが光る。男が一人カメラを構えている。

 今日は薄い紫のワンピースと、黒の膝丈のスカートで来ていた。そのワンピースの小さなボタンを外していく。思ったほど動揺はなかった。

 契約書にサインをしたり撮影の説明を受けたり、忙しくスタッフが動き回るのを見ている内に、かなり気分が落ち着いていた。

- つづく -


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